10年近く使ったBenQのモニタからそろそろ新しいモニターに買い替えたかったので、4Kディスプレイを購入することにした。そこから色々あって現在マルチディスプレイの環境になったので感想を書きたいと思います。
購入した4KモニターはLGの27UL500-W
今回僕が購入したのはLGの27UL500-W
このモニタについては結構賛否両論があり、大きく分けると「LGのモニタって大丈夫なのかよ」「27インチで4Kは意味あるのかよ」に分けられる。
最初に言っておくと、結果的にはこの買物は大成功、大満足だ。10年間使ったモニターとの比較なので、フレームの細さや発色の良さ、何よりスッキリしたシンプルなデザインに人一倍感動してしまった。
LG製モニターの品質について
まずLGというメーカーは確かな技術を持っているのは間違いない。それは皆さんも同じ認識だと思うが、気になるのはそこではなく「なんか雑そう」という印象に尽きるのではないだろうか。
その「なんか雑そう」問題についてだけど、今回は当てはまらなかった。商品は傷一つなくドット欠けも見当たらなかった。唯一言えば説明書代わりのディスクが裸でポンと入れられていたことくらいだ。
27インチ4Kモニタの使い心地について
これに関しては完全には否定できないものの、僕の環境では十分恩恵を得ることができた。
まず、4K動画については全く見る予定もないので割愛させてもらう。あくまで4Kを選んだのは作業領域を拡大するためだ。
そして、その作業領域の拡大については概ね満足。画面を分割した際に見える範囲も増えたし、明らかに作業効率がアップしたと実感した。
ただし、4分割で使用したいなど、特段の事情がない限りはディプレイ設定で125%に拡大して使用しているため、ダイレクトに4Kの恩恵を受けているとは言えないかもしれない。人によっては150%に拡大する人もいると思うくらいには細かい文字になるのは確かだ。
作業効率と文字の見やすさのバランスが一番いいのは125%だと思うので、購入した際はぜひ同じ設定で試して欲しい。
4Kモニタが1枚あればマルチディスプレイはいらないかも
僕がマルチディスプレイ環境にした理由
これは単純に前に使っていたBenQのモニタが10年使ったにも関わらずまだまだ使えてしまった為だ。それに加えて、導入しようと思っていたモニターアームがダブルでもシングルと近い価格で、それもガススプリング式のものが購入できたのが大きい。
そうなると、せっかくなのでマルチディスプレイの環境にしてみるか!となる人も多い気がする。シングルもダブルの価格差はそこまで大きくないというのはちょっとした学びになった。
4Kモニタが優秀すぎて満足してしまった
僕の場合はWordpressの編集画面+情報元の表示など2画面あれば基本的には大丈夫なため、4Kモニタを二分割するだけで問題なかった。
いや、むしろ動かすのが視線だけで言い分1画面のほうが負担が小さいため、2画面で作業するとなんとなく首が重いというか、煩わしい感じがしてしまうのだ。
4Kモニタ1枚が向いている人
まずは「首を動かしたくない人」。これは間違いなくて、視線だけで隣りにあるモニターを見ようとすれば、あなたの眼精疲労はみるみる蓄積されていくと思うので、首を動かさざるを得ないのだ。これが面倒に感じる人はマルチディスプレイに向いていない。
次に「作業内容が決まっていない人」。DTMやトレードなどマルチモニターが必須と言わんばかりの作業以外は基本的に4K モニタ1枚で十分だと思う。フォトショップやイラストレーター、Premiere Proに関しては1枚で十分だと感じた。Premiere Proはウルトラワイドモニターのほうが使いやすいと言っている人もいるので、そちらも候補として考えておくのが良いかもしれない。
マルチディスプレイが向いている人
これはまず「シングルタスクに集中したい」人。画面の分割というのはどうしても隣の情報が目に入ってしまうので、シングルタスクじゃないと集中できないという人は気になってしまうのではと感じる。
あとは先述したとおり、作業内容が決まっていてかつマルチディスプレイが必要そうな人も最初からマルチディスプレイを選んで良さそう。
モニターはいつでも買い足せる
結論としては、「2分割程度なら4Kモニター1枚で大丈夫だよ」で落ち着いた。
マルチディスプレイは憧れている人も多いと思うが、実際に環境を作った人の半分くらいはあんまり使ってなさそうな気がする。実際にそういった環境を紹介している人もデスクトップの壁紙を繋いでみたり、動画流したりしてるだけのことが多い。
しかもモニターはすぐに買い足せるが、買いすぎたものを売るのは面倒だ。モニターアームもシングルアームは買い足せばいいが、デュアルを購入すると結果的に邪魔になる可能性があるので、これからモニターを買い替えたり環境を変えようとしている人は注意されたし。