新しい動画作成ツール「FlexClip」がなかなか面白そうなので紹介したいと思います。
このサービスは簡単に言えば、結婚式やイベントでの動画作成、ちょっとした宣伝動画など、すべてWebブラウザ上で完結できてしまう動画作成ツールです。
今回は実際に使ってみた様子をリアルにお伝えしようと思います!
FlexClipってどんなサービス?
FlexClipとは、豊富な素材を組み合わせたり、自分が撮影した動画から、ビジネスやイベントなどシーンに合わせた動画を簡単に作成できるWebサービスです。

FlexClipのメディアリソースは数百万個。写真や動画、音楽など、自分で用意しなくても十分なくらいの素材が用意されています。
また、ダイナミックテキスト、オーバーレイ、ウィジェット、ロゴなどのアニメーション要素も使用することができ、まるでプロが作ったような動画が作成可能です。
膨大な数の素材やアニメーションをパズルのように組み合わせる内に動画が完成されていく、初心者向けのサービスだと感じました。
プランは無料からビジネスレベルまで様々

FlexClipのプランは約5ドルからと非常に安い価格設定で展開されていますが、例えばあなたがアパレルショップやレストランを経営していたとしても、人気でリーズナブルなPLUS会員で問題なく動画で宣伝活動が行えると思います。
BUSINESSプランに関してはもはや動画のストッカーとして使えるほどにストレージが用意されていますので、まさに企業向けではないでしょうか?
Webブラウザ上で完結するからChromebookでも使える!
FlexClipはWebサービスであるため、基本的にほぼ全てのChromebookでも利用することができます。ただ、もちろんインターネットがつながる環境が必要です。
私が使用しているChromebookはこちら。
この機種はChromebookの中でも比較的低スペックなものですが、結論から言いますとかなり軽快に、ストレスなく使用することができました。
どんな動画が作れるの?
ホームビデオから企業のPR動画まで幅広く使えるようにテンプレートが用意されていますので、まさにオールジャンルだと考えて良さそう。ただしこのサービスはショートムービーに特化したものなので、長い動画には向かないと思います。
Youtubeの本編には向いていないけれど、最初のオープニングやエンディングを作るのには向いている感じですね。

公式ページにサンプル動画が用意されていますので、雰囲気はここで掴んでください。
「テンプレート」という名前ですが、ここにある動画はすべてFlexClipにある素材で作ることができます。かなりプロっぽいですが、本当に作れてしまいます。
実際に動画を作ってみた!
実際にChromebookで動画を作成してみました。
率直な感想としては「操作が直感的でわかりやすい」でした。
まずは、画面から「Create By Template(テンプレートから作る)」か、「Start From Scratch(ゼロから始める)」のどちらかを選択します。

「Create By Template」を選択すると、テンプレートの一覧が表示されます。ジャンル毎に整理されています。ジャンルはかなり多いと思いましたが、このサービスを利用する人はコンテンツの宣伝など、明確な目的がある方が多いと思いますので、むしろありがたいと感じると思います。

テンプレートのカテゴリーは33種類。BusinessやFamilyというものあれば、中にはYoutubeやInstagramの広告などもあります。

動画のアスペクト比も選ぶことができます。SNS毎にピッタリのサイズが用意されています。

こちらが編集画面です。ここから編集していきます。
動画素材と写真素材の選択
使用するテンプレートや動画のアスペクト比が決まったら、素材を追加していきます。

動画素材や写真素材は豊富に用意されています。キーワード検索ができるので、目当ての素材がすぐに見つかります。本サイトのPR動画を作るために「egg」と検索したら1400個の動画素材がみつかりました。これだけあれば、自分のイメージしている動画にピッタリの素材が見つかること、間違いありません。
文字入れ
動画や写真の素材を選択したら、次は文字入れです。文字についても、アニメーションのついた素材が豊富に用意されています。

文字の色や大きさはもちろん、フォントや配置、オブジェクトの色なども簡単に変えることができます。
音楽の選択
音楽の素材も非常にたくさん用意されていますので、気に入った音楽が見つかるでしょう。

音楽は雰囲気毎に選ぶことができます。例えば、楽しい動画なら「Happy」から、激しい動画なら「Angry」からと感覚的に選べます。

そして、「Happy」だけでも1万481個もの音楽があるのがわかります。試し聴きをしているだけでも、1日が終わってしまいそうです。
それぞれの部品の調整
すべての素材がそろったら、表示タイミングや配置、動画の切り替えのアニメーションやそれぞれの長さなどを調整します。
マウスのドラッグアンドドロップや、秒数の入力など、調整が直感的にできるため、専門的な知識は必要ありません。
素材毎のプレビューや、動画全体のプレビューもボタン一つで可能です。
書き出し
動画が完成したら、書き出しを行います。

動画の名前を記入して、Export Videoのボタンを押します。ここで、動画のイントロをつけることもできます。
書き出しは、10分ぐらいかかりました。コーヒーブレイクでもして待ちましょう。
できあがった動画がこちら!
1時間もかからずに作成した、本サイトのプロモーション動画はこちら!
まさか、動画作成の経験のない人が1時間もかからずに作ったとは思えない出来です!素材も音楽もすべてFlexClipにあるものを使いました。
FlexClipの良い点と今後に期待したい点
実際に触ってみて感じたのは「ブラウザ上でこれができてしまうのか!」という感心が大きいです。
良い点
まず、第一に操作が直感的で、マニュアルを見なくても動画の作成をすることができました。文字や音楽を追加したり、配置を変えたりするときも、操作に迷うことはありません。
また、動作が非常に軽快です。Chromebookはパソコンに比べてスペックが低いですが、一度も止まったりすることなく、ストレスなしに動画を作成することができました。
次に、素材の多さが魅力です。FlexClipのサイトのトップに「数百万」の素材が用意されていると書いてありますが、実際にこの動画を作成する際、「egg」や「pc」「beauty」「food」などと検索すると、想像していたものにピッタリの素材が出てきます。
最後に、FlexClipはWebサービスであることが長所です。パソコンはもちろん、Chromebookなど様々なデバイスで使用することができます。ただし、ブラウザはChromeを使用することを推奨されています。
今後に期待したい点
今後に期待したいのは、文字等の素材の表示時間が細かく設定できるようになることです。
試しに字幕を入れようと試みましたが、素材毎の表示の関係性が見えないため、素材同士が被ったり、ちょうど良いタイミングに表示しにくい時もありました。
今後、よりアップデートされることを期待します。
まとめ
特に1番目の「お店の宣伝活動」にはかなりピッタリなサービスなので、絶対に試して欲しいです。かなりオシャレにブランディングできそうなので、SNSの雰囲気もグッと変えてくれるはずです。
「操作が直感的」で「素材が豊富」で「ショートムービーに特化」したイケてる動画作成サービス、こう聞いて「これだ!」と思った方にはとことん向いてそうなツールでした。