私は、ブログ運営の全てをChromebookで行っています。
Chromebookはインターネット、記事作成、画像編集など、出来ることが豊富で、1台持っていればパソコンがなくても困りません。
最近はyoutubeを副業としている人も増えています。Chromebookで動画編集が出来たら、動画作成の一番のハードルである「初期費用」がかなり抑えられます。
実は、あまり知られていませんが、Chromebookで動画を編集することは可能ですので、今回はその方法を紹介したいと思います!
Chromebookで動画編集する場合に必要なスペックは?
Chromebookで動画編集をする方法は2つあって、それはAndroidアプリを利用する方法とWEBアプリを利用する方法です。基本的にどちらであってもスペックが高いことに越したことはありませんが、Androidアプリであればスマホスペックの安いモデルでも動きますので、動画で仕事をしたい!という人以外は低スペックでも良さそうです。
高スペックとはどの程度のものだという疑問もあると思いますので2つほど候補を上げておきます。
まずはASUSのC434TA、こちらはパフォーマンスモデルがcore i5という高性能なCPUを使用していますのでChromebookとしてはかなりのスペックを誇ります。
HPのx360シリーズにもcore i5を積んでいるものがあり、高スペックモデルでは一番人気で使いやすいと評判です。画面のサイズも15インチまであって動画編集向きに思えます。
私が使っているのは低スペックモデル
私が使っているのは、ASUSのChromebook Flip C101PAという機種です。これでもAndoroidアプリであれば意外とサクサク動作します。
この機種は、Androidアプリ使用可能なのはもちろん、液晶がタッチパネルになっていたり液晶が360度回転しタブレットのように使えたりと自由自在です。動画編集だけでなくイラストを描いたり画像編集をする際にも使いやすいモデルになっています。
Chromebookの中には、Androidアプリが使用できないものもあるので注意してください。タブレットで使用可能なアプリはChromebookでもある程度使用できているように感じます。
アプリの種類と対応機種について気を付けること

最初にチェックしておきたいのが対応機種についてですが、基本的にはWEBアプリ、ブラウザ上で動作するアプリケーションについては、ほぼ全機種使えると思います。
逆にAndroidアプリについては使っているCPUによっては相性が悪かったり、そもそもPlayストアで表示されなかったりしますので、Androidアプリを使用する場合は、使いたいアプリが使用機種に対応しているか事前に調べる必要があります。
core-i3やcore-i5など高性能なCPUを使っている場合は基本的にChromebookの中ではハイスペックなので、特に相性の良いAndoridアプリがない限りはWEBベースのアプリケーションを使うのが無難だと思います。
Androidアプリを利用した動画編集方法
ChromebookにはAndroid使用可能モデルとそうでないものがありますので、Androidアプリを使用したい場合は使用可能モデルを選ぶ必要があります。
その中でもいくつか選択肢があるので、ご紹介します。
Androidアプリ「power director」
Chromebookで使用できるAndroidoアプリの中でもおすすめなのが、「power director」です。
このアプリは基本利用は無料ですが、作成した動画の右下にアプリ名のクレジットが入ってしまいます。
それを削除するためには、3ヶ月375円もしくは1年560円のプレミアムバージョンを購入する必要があります。
動画編集アプリの中ではそれほど高価ではなので、購入が検討出来る値段だと思います。

こちらが使用画面です。
中央に表示されている黒い枠の中に作成中の動画が表示されます。
動画の分割や、BGMの挿入、音量の調節、テキストテロップの挿入、動画のフィルター効果の設定など、基本的な編集は全て可能です。
初めて使ってみましたが、特に使用方法に迷うことなく、マニュアルを見なくても感覚で操作することができました。
作成した動画は、アプリから直接Youtubeにアップロードすることもできます。このアプリを使用して、Youtubeに動画を投稿しているユーザーも多く見られました。
よく、このアプリが紹介されるとき「動画編集ではAndroid最強アプリ」と言われますが、使用してみてその通りだと感じました。
premier rush
「premier rush」というアプリケーションは、有名なAdobeのアプリともあって、とても期待しているアプリです。
無料のスタータープランもありますが、月額費用は980円(税別)です。
残念ながら、私の使用するASUSのChromebook Flip C101PAでは、まだ未対応でした。
iPhoneでiOS版を使ってみると、非常に簡単な操作方法で、出来栄えの良い動画が作成でき、初心者には最適でした。
プロが編集したモーショングラフィクステンプレートや、豊富なテンプレートやフォントなど、非常に魅力的です。
動画編集の上級者が使うPremiere Proのかなり簡易版というイメージで、SNSやVlogを作成したい人に向いているようです。
WEBアプリケーションを使用した動画編集方法
動画編集にWEBアプリケーションを使用する場合は、Chromebookの機種は選びません。どの機種でも、お使いいただけます。
we video
「we video」はブラウザで使用する動画編集アプリです。
使用には会員登録が必要です。
こちらも基本利用は無料ですが、無料版は動画に「we video」のクレジットが入ってしまうことと、動画の合計作成時間が制限されてしまうようです。
有料プランは5ドルからあります。
web上のアプリケーションで動画を編集するので、少し挙動が重い部分がありました。高スペックモデルであればかなり良さそうです。
こちらも、作成した動画はそのままYoutubeにアップロードすることができます。
FlexClip
もしあなたの作りたい動画がショートムービーである場合は、WEBサービスの「FlexClip」がベストな選択肢になる可能性が高いでしょう。
FlexClipはInstagramに投稿するようなショートムービー、企業向けのPR動画やYoutubeのオープニング、広告動画など短時間の動画に特化しており、その動作は低スペックChromebookでも問題なく動作する軽快ぶりです。
Youtubeの本編を作ったり、編集作業といった用途には向きませんが、前述したようなショートムービーが狙いなら一度無料で試してみるのもありだと思います。
まとめ
現時点では、Chromebookで動画を編集するのには、Androidアプリ「power director」が最も優秀なアプリケーションといえます。低スペックでも問題なく使えましたし、何より直感的でわかりやすく初心者向けだと思いました。実際に私も今後このアプリのプレミアムバージョンの購入を検討しています。
ただし高スペックモデルであればWe Videoも強い選択肢になってきそうです。こちらの方が多機能で使いやすいという声もありますので本格的に動画を始めたい場合はこちらの有料版を利用してみるのも良いでしょう。
結論としては、Chromebookでの動画編集は可能。選択肢も豊富で思っているよりもWindowやMacに比べて遅れていない!バリバリ現役の人や、どうしてものこだわりがある人以外は検討しても良いと思います。
まだまだChromebookの動画シーンは成長していくと思いますので、今後に期待して情報を逃さないようにしていきます。

