新型コロナウイルスの流行で働き方改革が進み、リモートワークや在宅勤務を実施する企業が増えています。そんな状況の中でも、毎日オフィスに出勤をしなくてはいけないという方も少なくないのではないでしょうか。
かくいう私も、毎日オフィスに通っています。しかし、どうしても満員電車に乗りたくなかった。そこで思いついたのが自転車という手段です。
実際に始めてみたら、メリットがたくさんあったのでご紹介します。
自転車通勤をして変わったこと
自転車通勤をすると、体にも心にもたくさんの変化があります。たった1週間程度続けるだけでも、はっきりと感じることができます。
満員電車のストレスからの解放
やはり、一番のメリットは満員電車に乗らなくてもよいということ。ただでさえ満員電車はストレスがたまるのに、今の時期ソーシャルディスタンスを保つことも難しい。
それに、空調の温度や周りの人の臭いなど、気になることを挙げだしたらきりがありません。
しかし、自転車なら人と近づくこともなく外を走るので、3密には絶対になりえません。満員電車とは比べ物にならないほどの爽快感と安心感があります。
私は普段から電車が苦手でしたが、この新型コロナウイルスの流行も影響して、毎朝電車に乗ることを考えると憂鬱な気分になり、会社に行きたくないとさえ思いました。
しかし、今は自転車通勤に変え、往復12キロの距離を走っていますが、毎朝スッキリとした気分で会社に行くことができています。
頭がシャキッと冴えて集中力が増した
朝から運動をすると、全身の血の巡りがよくなり、オフィスに着くころには頭がすっきりとしているのを感じます。
電車通勤だと歩く距離がとても短いため、朝起きてぼーっとした感覚のまま会社に着くこともあります。しかし、自転車通勤ではそれはあり得ません。
オフィスに着いてからの午前中の使い方が電車通勤の時とは全く変わり、重要な仕事を後回しにすることなく午前中に片づけてしまうことが増えました。
次の日の目覚めがいい
毎朝同じ時間に自転車に乗るため、生活リズムが整います。さらに運動量が増えているため、次の日も目覚めがよくなり、体が健康になったのを感じます。
自転車通勤を初めて2週間目くらいになると、目覚ましよりも早く、だいたい同じ時間に目が覚めるようになりました。
運動不足が改善、新陳代謝アップでダイエット効果も!
運動量が増えた分、体重が減ります。それほど劇的な変化ではありませんが、少し多く食べたぐらいでは体重が変わらなくなりました。また、足全体のむくみがとれ、すっきりしたようにも感じます。
他にも変わったことがありました。私はもともとほとんど汗をかかない体質でした。夏の暑い日でも少し汗ばむくらいで、服の色が変わるほどには汗をかいたことがありません。
しかし、毎日自転車に乗るようになってからは、顔や体にしっかり汗をかくようになりました。自転車に乗っている時だけではなく、家で少し筋トレをしたときにも汗をかきました。
汗をたくさんかいて、その分水分を摂ると、体内の循環がよくなったようにも感じるし、心なしか肌もきれいになったような気がします。
自転車通勤をして会社に着いたらインナーの着替えは必ずします。さらには汗拭きシートやファブリーズ等も必要になりました。これは少し面倒ですが、朝から汗をかくほど運動するのはとても気持ちがいいです。
運動によるストレス発散効果
ペダルを力強く踏み、風を全身に浴びることでとても爽快な気分になり、ストレス発散になります。
毎日少しずつスピードが出せるようになるのを実感できるのも、成長を感じられてとても満足します。
私は毎日、このスマートバンドを利用して、自転車に乗った記録をつけています。またこの記事で紹介しているスマートフォンアプリはスマートバンドがなくても記録ができるので、とても便利です。
日差しをたくさん浴びて健康になる
天気がいい日は自転車に乗りながら日差しを浴びます。もちろん日焼け止めやアームカバーなど日焼け対策はしますが、それでも日差しを浴びると気持ちがすっきりします。
日差しを浴びることでビタミンDが生成され骨が強くなったり、体内時計が調整されたりといいことばかりです。
しかし、日差しの浴びすぎもよくないので、しっかりと調節できるようにしましょう。
今まで知らなかった街の様子を知る
自転車通勤をすると、電車通勤では見つけられなかった新しいお店や、街の風景を見つけることができます。自転車くらいのスピードなら走りながら少しお店の中の様子を覗くこともできます。
私も実際にいくつものお店や景色を見つけました。居酒屋などの飲食店、マッサージ店、宿泊施設、ちょっとした雑貨屋などといったお店などはもちろん、「こんなとこにあったのか!」と驚くような立派な神社や、桜の木が両側に生い茂る川、春にはその桜を見ながら遊べそうな公園などもみつけました。
自転車なら小回りが利くので、少し寄り道してみたり、いつもと違う道を通ってみると、また新たな発見があるでしょう、
自転車通勤を始めるために必要なもの
自転車通勤を始めるのにかかる費用はピンからキリまで。以下を参考に、必要なものを検討してみてください。
自転車
なんといっても必要なのが自転車です。自転車といってもママチャリや電動自転車、マウンテンバイクやロードバイクなど様々な種類があります。
その中でも私が実際に使っていて、皆さんにもお勧めする自転車はクロスバイクです。
クロスバイクはマウンテンバイクとロードバイクの間のような存在で、ママチャリなどよりも走行性能がよく、スピードもでます。クロスバイクほどタイヤが細くないため、道を横断するときの段差などがあっても問題なく走れます。
私は女性で、普段運動を全くせず、階段を2階分も上がると息切れを起こすほどの体力しかありませんが、クロスバイクに乗ると6キロの道を25分~30分程度で走ることができます。さらに、日々少しずつタイムが縮まってきています。
安価なもので探せば、ホームセンターなどでは2万円程度から入手できます。しかし、より快適性を求めるのであれば、それなりの値段のものを買うことをお勧めします。最初はよくても、すぐに物足りなく感じるでしょう。
安全グッズ
自転車の他に必須なものは、夜間走行用のライトと、盗難防止のためのカギです。
私はサドルの盗難防止用と、自転車本体の盗難防止用で計二つのカギをつけています。
また、必須とまではいいませんが、私が必要だと感じるのはヘルメットです。被っていない人も多く見かけますが、自転車は車道の端を走ったりと危険な場面も多いので被っておいたほうがよいでしょう。万が一転んでしまったりしたら大事です。
身に着けるもの
自転車に乗るときに身に着けるものとして、日焼けやケガ防止のための長袖の上着やアームカバー、日差しや風から目を守るサングラス、それからサドルの形状によってはお尻にクッションの入ったズボンも必要になってくるでしょう。
そのほかに私が便利だと思うのはこちら。
自転車に乗っているときマスクをすると、息が吸い辛いため、外してしまいがちです。しかし、日焼けやウイルスの侵入を少しでも防ぎたいと思いフェイスカバーをつけてみたら、非常に快適でした。
上記の商品は夏用ですが、真冬は紫外線だけではなく冷たい風からも肌を守らないと行けないので、冬用のものも用意しておくのが良いと思います。
その他必要に応じて
自転車に取り付ける、ペットボトルホルダーがあると便利です。しかし、使用するリュックの横にペットボトルを入れることができるのであれば、それでもよいでしょう。
また、自転車にスマートフォンを取り付ける器具もあると便利です。走行中の操作はしてはいけませんが、地図をみたり、速さを測ったりするのに役立ちます。
また、汗をかくので、制汗剤や着替え類も必要になってきます。職場に更衣室やシャワー室がない人は、着替えやすさを重視して着替えを選ぶことも大切です。
まとめ
自転車は、人が密集する満員電車のストレスから解放され、日差しを浴び運動することで健康になり、さらには新しい発見もある、良いことばかりの通勤方法です。
ネットで自転車通勤のことを調べてみるとダイエットのためだけだったり、デメリットがたくさんかいてあるかもしれません。しかし、だれでも自転車通勤をすれば、その気持ちよさの虜になること間違いありません。
新型コロナウイルスの流行がきっかけで始めた自転車通勤ですが、すっかりはまってしまい、もう電車通勤に戻ることは考えられません!
ただし体力の管理も大事なので、早めに家を出てのんびり走るだとか、水分をこまめに取ることも大事です。また、少しでも天気に不安がある場合は諦めて電車に乗るほうが安全だと思います。
安全で楽しい、よき自転車通勤ライフを!!