「いぶりがっこ」ってご存知ですか?
わたしは居酒屋のメニューにあるいぶりがっことチーズの組み合わせの料理が大好きです。
お酒は全然のまないのに、あれ目当てで居酒屋に行く位好きなんです。
そんな大好きないぶりがっこを、今回は自宅で作ってみました。
びっくりするくらい簡単で、美味しいおつまみができました。
「いぶりがっこ」とは
「いぶりがっこ」は、秋田県で伝統的に作られている漬物で、大根を燻した後、米ぬかに漬け込んだものです。
秋田県では、漬物のことを「がっこ」と呼ぶので、燻した漬物=「いぶりがっこ」というそうです。
大根の漬物というとたくあんを思い出しますが、たくあんと違い、燻製の風味が口の中にぶあっと広がり、おかずとしてだけではなく、お酒にもぴったりです!
しかも、和風なものだけでなく、ワインなどの洋風なお酒にも合うそうですよ!
私はお酒を飲まないのでお酒とおつまみの相性はわかりませんが…いぶりがっこ自体がチーズとすごく合うので、ワインとも合うんじゃないかなと思います!!
「いぶりがっこ」の本来の作り方
いぶりがっこはまず、大根を下処理し、燻製にします。
なんと、4日間も燻して香りをつけるそうです。
そして、燻した後は米ぬかに数ヶ月漬け込みます。
今いぶりがっこが食べたい!と思っても作ろうと思ったら数ヶ月かかるなんて、絶対自分で作ろうという気にはなりませんね…。
こんなに時間をかけて、美味しいものができなかったらショックで立ち直れません。
カルディで売っていた「いぶりがっこ風 浅漬けの素」
ぶらっとカルディに寄ったときに、こんな画期的なものを見つけました。
「もへじ 浅漬けの素 いぶりがっこ風」です。
見つけた瞬間これだ!!!!!!!!と思いました。
本来なら数ヶ月かかるいぶりがっこが例え「風」だとしても簡単にできるなんて画期的!!
だいこんだけでなく、他の食材も漬けることができるようです。
なす、とまと、チーズ、サーモン、うずらの卵など…ちょっと待って、チーズ???
チーズ自体をいぶりがっこにできるの!?これはやるしかありません。
「いぶりがっこ風 浅漬けの素」のレシピ
裏面を見ると、作り方が書いてありました。
ポリ袋にいぶりがっこにしたい食材と、「もへじ 浅漬けの素 いぶりがっこ風」1袋と、水を入れてつけておくだけ。
簡単すぎませんか?
ほんとにこれで、いぶりがっこの味になるのか不安になってきました。
実際に作って食べてみた
今回は、なんと、モッツァレラチーズをいぶりがっこにしてみました!!!
材料
使ったのはこちら
裏面に書いてある材料としては150g必要でした。これは1袋100g入りで、50g足らなかったのでこちらを2つ入れました。
これは60%がモッツァレラでできているチーズなので、安価だしこれで良いかなと思いました。適当さが後で功を奏することもあるんですよ多分。
作ってみた
これらのチーズに味が染み込むように爪楊枝を使って数カ所穴をあけ、いぶりがっこ風の素と、水と一緒にジップロックに入れます。

なんかあんまり見た目がよくないですね…。でも、美味しくなることを祈って冷蔵庫で2時間冷やします!!
そして冷やしたものがこちら。

見た目はほんのり色がついたかなあ、という感じです。
でも匂いがすごい!!!!完全に燻製の匂いがします!!!!!!!
食べてみた
実際に食べてみました。
味は甘めですが、燻製の風味が鼻に抜けて、燻した感じは本格的です。
チーズがもともとフレッシュ系なので、後味がさっぱりしていて、もう一口食べたい!と後をひきます。
これはちょっとおかずにするには甘すぎますが、おつまみにするにはピッタリです!(甘くない炭酸ジュースと食べ合わせしました)
酒飲みの人にも食べさせたら、ワインでも良いけどウイスキーに合うかも、という感想をいただきました。
期待としては、本物のいぶりがっことチーズを組み合わせたあの居酒屋の味になるかなと思っていたのですが、またそれとは違った美味しさが味わえました。
手軽すぎるので違う食材でも試してみたいと思います!今度はスタンダードに大根とか!
燻製好きならリピート確定!
私のようないぶりがっこ大好き人間に「これがいぶりがっこです」と出すにはちょっと物足らない味でしたが、これはこれで手軽に楽しめてありだと思いました。
おつまみとして十分美味しいものができたと思います。
カルディでみつけたら、ぜひ試してみてください!