この度Chromebookを「Lenovo Flex 5 Chromebook」に新調しました。
前からかなり気になっていたモデルではありましたが、米国でバズった影響もあってずっと品切れでした。それが2020年9月に在庫が復活したということですぐに購入。
スペックや動作、しばらく使ってみた感想を書いていきたいと思います。
Lenovo Flex 5 Chromebookのスペック・特徴
Lenovo社の「Lenovo IdeaPad Flex5 Chromebook」は、13.3インチのコンバーチブル型のノートPCです。
メーカー | Lenovo |
ディスプレイ | 13.3インチタッチスクリーン |
CPU | Intel Core i3-10110U |
RAM | 4GB DDR4 |
内部ストレージ | 128GB SSD |
ポート | セキュリティスロット USB-A×1 USB-C×2 イヤホンジャック micro sdリーダー |
通信 | Bluetooth® 5.0 WiFi 6™ 802.11AX (2 x 2) |
Webカメラ | 720p HD |
バッテリー | 約10時間 |
サイズ | 30.99 x 21.41 x 1.7 cm |
重量 | 1.35kg |
自動更新ポリシー | 2028 年 6 月 |
海外モデルということで、今のところ定価で買うには米Amazonなどで輸入するしか購入する方法はありませんが、日本Amazonで代理店を探すのもありかもしれません。
あるいは日本で発売されているFlex550iを購入するのも一つの手です。
スペックは必要十分を上回る
「Lenovo Flex 5 Chromebook」はChromebookの中ではハイエンドモデルという位置付けです。CPUはIntel Core i3-10110Uを搭載していて、メモリは4GBですがブラウザ上で行う作業で困ることはないと思います。
Chromebookのパフォーマンスを計測する手段ではおなじみとなっているOctane2.0を計測してみた結果が以下の通りです。

30000以上は確実かと思いましたが、最初の計測で40000を超えてきました。
その後5度ほど計測しましたが、低くとも36000以上は記録しています。
あくまで性能を測る一つの手段ではありますが、だいたい10,000前後のスコアの機種が多いことを考えればかなり高いスペックだと思います。
技適については問題なし
この機種に使われている通信モジュールは「AX201NGW」です。
LenovoのサポートページからダウンロードできるPDFには技術基準認証を取得していると記載されていました。これで気持ちよく使用できそうです。

Lenovo Flex 5 Chromebookの外観レビュー

いかにもLenovoっぽいスタイリッシュなグレーのデザイン。
ディスプレイの発色もよく、同じくLenovoから発売されているS330に比べると何段階も先にあるクオリティです。映り込みについては一般的な光沢液晶と比べると多少控えめな印象です。

ボディの質感はメタリックで冷たい印象ですが、マットな表情も見受けられます。
チャコールグレーと白の2色で構成されていて、個人的にはシックでカッコイイと気に入っています。
ポート類と排気口について
左右にはそれぞれUSB-Cのポートが1つずつあり、両方から充電することが可能です。
他にはUSB-Aのポートが1箇所、イヤホンジャックとmicrosdリーダー、セキュリティロックのポートもありビジネス用途でも十分使えそうです。
排気口はヒンジ部分と底面にあるので放熱性も問題なさそう。
キーボードとタッチパッド

キーボード部分も2色でまとまっています。素材的にテカる可能性は高いので注意。
キー1つ1つが大きく印字もわかりやすくUS配列のスタイリッシュさが全面に押し出されています。
タッチパッドが大きく使いやすくなっているのも特徴の一つです。

キーボードはバックライト対応で、Alt+明るさ調節キーで明るくしたり消灯することができます。青色のライトが映えてより一層クールな印象になります。
タブレットモードでの使用

Lenovo Flex 5 ChromebookはコンバーチブルタイプのPCで、ヒンジ部分は360度回転させることができます。

手に持つとかなり大きく感じます。このスタイルで使用する方は一部ではないでしょうか。
スタイラスペン対応なので、テントモードや折りたたんで外部スタンドを使って書き込む際にはかなり重宝すると思います。
1ヶ月使ってみた感想・使用感
ここからは実際に使用してみた感想を書きます。
持ち運びやすさと堅牢度について
まず、90日程度屋外で使用して目立った傷はつきませんので、それほどデリケートに扱わなくても大丈夫かなと思いました。
重さについては1.35kgで「可もなく不可もなく」という数字ですが、実際に自転車や徒歩で持ち運ぶと思ったよりは重さを感じません。ただし他に書類やマイボトル、お弁当などを持ち運ぶのなら少し重いかもしれません。
また、スリーブケースはtomtocのものを使用しています。高性能でなおかつ安いのでかなり重宝しています。
ストレスを感じさせないパフォーマンス
10世代のcore-i3を搭載しているだけあってパフォーマンスは高く、ストレスを感じさせません。
本格的な開発環境を整えたいエンジニアやYoutubeに投稿するレベルの動画を編集したい人へのニーズには応えられないかな?と思いますが、プログラミングに関しては作りたい環境次第ですし、動画に関しては以下の記事にかかれているレベルの作業なら余裕です。
キーボードのクオリティは最高レベル
個人的に一番のセールスポイントはここだと思います。
キーストロークは浅めで非常に打ちやすく、リズミカルにタイピングできました。
特に静音性が高いというわけではありませんが、小気味良い軽めの音が打ち心地のそれと合わさって気持ちが良いです。
キー1つ1つが大きいおかげでタイプミスが減り、入力速度も普段より上がっている気がします。
熱が入って強めに叩いたとしても一切ボディがたわむことはありませんでした。
ただ1つ言うならば、爪をしっかり手入れしておかないとキーに当たった際の感触が不快なので、僕のように爪を立てるような打ち方の人は注意してください。
一ヶ月間毎日1万文字以上の文字を打ち続けましたが、評価としては「最高」です。
タッチパッドが大きくて操作しやすい
この機種はタッチパッドが大き非常に使いやすくなっています。
特にChromeOSはタッチパッド周りが優秀なのでマウスよりも使いやすいという人も多いと思いますが、その評価をさらに後押しする使い心地です。
小さいタッチパッドだと特に横スクロールが窮屈ですが、この機種では問題ありません。三本指横スクロールでタブ移動する関係で多用する人も多いので嬉しい仕様だと思います。
また、キーボード入力時に干渉することは全くありません。
カメラのキルスイッチが嬉しい

この機種は720pまで撮影することがるフロントカメラが搭載されていますが、普段はキルスイッチで物理的にカメラをカバーすることができます。
セキュリティ的には最強レベルと考えて良いのがChromeOSの特徴ですが、念には念をでさらに安心です。
バッテリー性能は及第点
バッテリーに関しては外で8時間程度作業して残り20%を切るくらいでした。最大10時間という表示は正しいと思います。
長時間作業する人で、バッテリーがギリギリになると気になったりパフォーマンスの低下が心配な場合はカフェなどに入って充電することも考えなければいけません。
個人的にはあまり気になりませんし、8時間あれば相当な作業量になりますので満足です。
[まとめ]バランスの取れた良機種
ストレスの少ない高パフォーマンスを出せる機種ですが、案外軽くてコンパクト。
長時間の作業も可能なバッテリーに美しい光沢液晶。
タッチパネルでUSI規格の高機能スタイラスペンにも対応しているのでクリエイター向きでもあります。
そして長時間の作業にも使える最高のキーボードとタッチパッド。
かなり高いバランスにまとまっている素晴らしい機種というのが90日程度使った感想です。
入念に調べてから購入したという事もあって大当たりなモデルでした。自信を持っておすすめできます。
日本語キーボードならFlex 550iがおすすめ
Flex 5 Chromebookは英字キーボードですが、この機種の日本語版という位置付けである「Flex 550i Chromebook」という機種が展開されています。
僕も実際に見に行ってきましたが、ほとんど見た目もかわりませんし、むしろ少しコンパクトになったかな?という印象を受けました。
ただしスペック的には少しダウンしていて、具体的にはCPUがcore-i3からceleron-5205Uに変更されていますが、それでもストレスなく使えるパフォーマンスは出せると思います。
おまけにペンも付属しているので割高感はありませんし、デザインが気に入ったのなら良い相棒になってくれそうです。